痩せるつもりが代謝ダウンで逆効果?食事制限の落とし穴について、医師が解説します

痩せたいと思った時、どのようなダイエットを行いますか?

一般的には、大きく分けると「運動」で消費カロリーを上げるか、「食事制限」で摂取カロリーを減らすかの二択となります。

しかしながら、食事制限のダイエットは、むしろ太ってしまう可能性があることをご存知でしょうか?

今回はそんな食事制限の落とし穴について詳しく解説していきます。

食事制限で太る原因は何?

まずはじめに、食事制限で太ってしまう理由について説明します。

第一に、食事制限は非常にストレスが溜まるということがあります。

人はストレスがたまるとコルチゾールというホルモンなどが分泌されて血糖値が上がり、その上がった血糖値に応じてインスリンが分泌されます。。インスリンは血中の糖を脂肪に変えるという働きがあり、ストレスにより脂肪が増えるというメカニズムです。

他にもストレスが溜まって暴飲暴食してしまう人がいるように、ストレスにより食欲が増してしまうことも原因の一つです。これらの理由から、食事制限はリバウンドしやすいダイエット方法と言えます。

次に、食事制限により代謝ダウン、つまり消費カロリーが減ってしまうことも挙げられます。

人が痩せるためには消費カロリー>摂取カロリーとなることが必要で、食事制限は摂取カロリーを減らせば消費カロリーを下回って痩せるという理論に基づいています。しかし食事制限して摂取カロリーが減ると、体は代謝を下げて少ないカロリーで済ませようとします。

また、食事の際には咀嚼にも少なからず消費カロリーが発生しており、その分もなくなります。さらに、食事後に体が温まるという経験をしたことがあると思いますが、これは食事誘発性熱産生と言われます。この熱産生による消費カロリーも無くなってしまいます。

じゃあ食事制限で痩せるにはどうしたらいいの?

では食事制限のダイエットを失敗に終わらせないためにはどうしたらいいのでしょうか。

まずは、ストレスが溜まり過ぎないような食事量・食事内容を保つということです。

ダイエットを失敗しやすい方の特徴に、短期間に無理やり結果を出そうとしすぎるということがあります。

そのような高強度のダイエットはストレスも高水準になってしまい、一旦は痩せることに成功したとしてもリバウンドのリスクは高くなってしまいます。

その他の注意点として、代謝を落とさずに消費カロリーを保つような工夫が必要です。

消費カロリーを上げるためにはダイエットに筋トレメニューなど、運動を取り入れることをおすすめします。食事制限では食べるものが偏りがちですが栄養バランスの偏りも代謝が落ちる原因になりますのでできるだけ色々な食品を満遍なく、タンパク質多めの食事になるように心がけましょう。

さらに食事誘発性熱産生をうまく使うことも効果的です。食事誘発性熱産生は三大栄養素の炭水化物・タンパク質・脂質の中でタンパク質が最も起こりやすく、さらに朝に最も起こりやすいとされています。そのため、朝食をしっかり摂取し、その食事内容をタンパク質多めにすることで効率よく食事誘発性熱産生を起こすことができます。

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参考文献

痩せるつもりが代謝ダウンで逆効果!食事制限3つの落とし穴|DIAMOND ONLINEhttps://diamond.jp/articles/-/243932【プロ直伝】食事制限でリバウンドしてしまう6つのサインと成功のコツ5選 https://retio-bodydesign.jp/columns/article/shokujiseigen-rebound/