年齢を感じさせる眉間や目の下のシワの原因はなに?シワを取る方法について医師が解説します。

年齢を重ねて眉間の下にしわができ始めたと実感する方もいらっしゃるのではないでしょうか。シワは自分が思っている以上に相手へ年齢を感じさせてしまいます。また、シワによっては怖そう、疲れてそうなどその人のイメージへ影響することもあります。

今回は眉間や目の下のシワの原因を知り、シワを取るためにはどうすればよいのかを美容皮膚科医が詳しく解説していきます。

1.人相に直結する眉間のシワ。眉間や目の下のシワはなぜできるの?

まず、眉間や目の下にしわがなぜできてしまうのかについて知っていきましょう。目の下や眉間にしわができる理由にはいくつか考えられますが、ここでは主な原因となる3つをご紹介します。

乾燥

1つは乾燥です。顔面のほかの部分のシワと同様に目元も乾燥がきっかけでしわができてしまいます。特に目元は皮膚が非常に薄く頬の約1/3程の薄さです。皮膚が薄い分だけ乾燥もしやすくなります。

乾燥の原因も多々あり、保湿不足はもちろんですが紫外線の影響を受けたり加齢の影響を受けたりもします。乾燥すると後述します表情によるシワが固定されやすくなります。また、水分をしっかりと取りこんだ皮膚はパンっとハリのある皮膚になるのですが、水分がないと皮膚も萎縮してしまいます。その萎縮した皮膚が目元の場合シワに見えてしまうこともあります。

刺激

2つ目は刺激です。目は私たちが日常生活において常に使い続けるパーツです。特に近年はパソコンやスマートフォン、タブレットが普及したことによって画面を見る機会が一昔前と比べて大幅に増えました。目を見開いて画面を見ることで目の水分が失われるため目の乾燥を防ぐために瞬きをくりかえします。この頻回な瞬きが刺激となって目元のしわを悪化させていきます。

また、目をこする癖がある方においては目をこすることで薄い皮膚に摩擦で刺激を加えてしまい、乾燥を助長させたり目元のしわやたるみの原因につながりかねないとしています。さらに女性でアイメイクをされる方はクレンジングの方法を間違えれば目元に多大な刺激を加えてしまいます。これらの刺激によって皮膚が乾燥したり血行が悪くなって肌の代謝が衰えたりすると、目元のしわに直結していきます。これらのような人為的な刺激に加えて紫外線照射による刺激も目のシワへと影響するものとしています。

表情

3つ目は表情です。人には表情のクセがいろいろとあるかと思います。特に眉を潜ませたり目をぎゅっとつむったりといったクセのある方は眉間や目元にしわを作りやすいとしています。表情のクセは目元だけでなくおでこにもしわをつくってしまいます。

2.自宅ケアで眉間や目元のシワを取る方法は?

それでは、ホームケアで眉間や目元のしわを取るためにはどうすればいいか、その方法をご紹介します。

ホームケアでできる眉間や目元のしわを取る方法としてマッサージがあります。マッサージをすることで目元への血行を促し、代謝を良くし、シワの予防や改善の効果を得ることを目的としています。マッサージは人差し指と中指の腹を受かって、目頭から目尻へとやさしく滑らせるように行います。力を入れ過ぎたりこすったりすると皮膚が痛む原因となるので優しく行うことがポイントです。また、マッサージの際にはクリームや美容液などの化粧品を使うことで滑りが良くなるのでおすすめです。

3.眉間のシワは予防も大切!目立たないうちから対策を

眉間のシワは予防をしていくことが最も大切です。ここでは、眉間のシワの予防方法についてご紹介します。

皮膚に直接的にできる最も高い予防はスキンケアです。目元のスキンケアはみなさん普段どのように行っているでしょうか。

目元は先ほども紹介したように大変皮膚が薄いため、顔と同じ化粧品ではものたりません。近年アイクリームなど目元専用の保湿剤が販売されているためこちらを活用することがおすすめです。ほかにも化粧水をたっぷりと含ませたコットンを瞼の上に3~5分ほどのセルコットンパックも週に1回のケアとして取り入れることで潤いのある目元を作り出すことができます。

また、アイメイクを取るときにはどうしているでしょうか。クレンジング剤を使用していてもごしごしとこすってしまってはお肌を傷つけしわや乾燥の原因にもなります。クレンジング剤をたっぷりと取り、コスメに馴染ませるようにして落としていきましょう。また、アイメイク専用のクレンジング剤も売っているため活用されるのも良いでしょう。

他にも生活習慣を見直していくということも必要です。特にパソコンやスマートフォン、タブレットの多用やテレビの長時間の視聴など目に負担をかける生活を変えることが必要です。スマートフォンやパソコンの使用時間を短くしたり、これらの画面を長時間見た後はアイマスクを装着して目元を休ませるというのもおすすめです。アイマスクはトリートメント成分が配合されているものを使うと一緒に目元の保湿もできておすすめです。

表情を変えていくということは難しいですので、どんな表情をしてもシワが固定されないよう保湿をしつつ、目への刺激を最小限にとどめ、瞬きなどシワにつながる現象を抑え込むことでしわの予防につながります。眉間のしわが気になるという方においては少し意識をして眉を顰めるというような表情を作らないようにするだけでも眉間のシワの進行を予防できるでしょう。

4.クリニックフォアでの治療方法は?

できてしまったシワをキレイにしたいという方は医療の力に頼ってみてはいかがでしょうか。クリニックフォアではヒアルロン酸の注入やボトックス注射など目元や眉間にできてしまったしわへの治療を多彩に取り揃えています。眉間や目元のしわの治療を数多く行ってきた当院医師が丁寧にカウンセリングを行い、最適な治療方法を提案させていただきます。また、アフターケアとしての保湿剤のご用意もございます。

目元や眉間のしわを取りたいと悩んでいる方はクリニックフォアの美容皮膚科へご相談ください。

ほうれい線の治療をしたいと悩んでいる方もクリニックフォアの美容皮膚科へご相談ください。

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監修:クリニックフォアグループ医師

公開:5月26日

参考文献

資生堂 

https://corp.shiseido.com/jp/newsimg/archive/00000000001450/1450_c0w40_jp.pdf

DHC https://top.dhc.co.jp/shop/skin/yakuyou_q/shiwa/eye/