中国湖北省武漢市で発生いたしました、新型コロナウイルス感染症(Covid 19)の感染拡大に伴い、2月25日に「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が厚生労働省より発表となりました。
それに伴う、当グループでの対応方針について、ご案内いたします。
1)新型コロナウイルス感染症に関して、ご不安をお持ちの患者さまについて
コロナウイルス感染症(COVID-19)の不安がある場合、その旨をお申し出ください。
当院では症状を踏まえた上で、診察をいたします。感染有無を判断するPCR検査を行うことはできませんが、肺炎を疑う場合、ガイドラインに則りCT検査をいたします。
なお、当グループで肺炎の確定診断をする場合は、外注(院外の画像検査センター)での胸部CTでの対応となります。移動など、ややお手間をおかけすることをご了承いただければ幸いです。
※胸部X線(レントゲン)は古典的な検査法であり、健診などの簡単なスクリーニングでは使用されますが、本格的な疾患診断の際には見逃しが多くなります。
そのため、肺炎の診断の際にはCTが推奨されており、当グループではその方針に従っております。
2)新型コロナウイルス感染症を強く疑う濃厚接触者の患者さまについて
コロナウイルス感染症(COVID-19)が疑われる、濃厚接触者の場合には、事前に必ず「帰国者・接触者電話相談センター」(各自治体の保健所等)に連絡して受診先を相談するよう、お願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症対策の基本方針(2/25付)
厚生労働省の電話相談窓口(コールセンター)
電話番号:0120-565653(フリーダイヤル)
受付時間:9時00分~21時00分(平日及び休日とも)
外国人旅行者向けコールセンター(Japan Visitor Hotline)
電話番号:050-3816-2787
対応時間:365日、24時間
対応言語:英語、中国語、韓国語、日本語
対応範囲:緊急時案内(病気・事故等)、災害時案内、一般観光案内
※新型コロナウイルス関連のお問い合わせにも対応しています。
3)「重症の肺炎」を疑う所見について
「新型コロナウイルス感染症」か否かを判断するひとつの指針として、「重症の肺炎」を疑う初見があります。重症の肺炎の場合、当院の受診は可能となりますが、入院施設を持つ医療機関への受診をお勧めいたします。